2017年4月2日日曜日

経営戦略 Day1の振り返り



◆経営戦略 Day1の振り返り

0.『戦略がだめなら、何してもだめ』 by 青井先生
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授業中に定義論は出てきませんでしたが、個人的に
戦略=「ある目的を実現するための、大局的なリソース配分」
だというスタンスで聞いていました。

もちろん、経営戦略になると、そこに
『持続可能な競争優位性』が前提になったり、
『有限なリソース』の配分であるため、何を選び、何を捨てるのか
の選択と意図、その後の因果の連鎖(ストーリー)の要素が加わります。

ただ、日々日々必死に働いていると、日々環境が変わる中での
戦略がなんだったか、見直す必要があるのか考えるのが
後回しになり、気づいたら「頑張ることが目的化」していることが
わりとあります。
先生の『戦略がだめなら、何してもだめ』、というシンプルなご指摘で
はっと普段の自分の働きぶりを反省しました。

◎自分ごとに置き換えて

日々、自分のミッションや仕事内容の戦略や
戦略の前提となっている目的(売上最大化、効率最適化など)が
そもそも正しいのか、週1見直す機会を簡単にでも設けることにします。


1.KSFを探す旅
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KSFを特定する際に、ただ漠然と考えてはいけない。
1)【絞る】シンプルに1つ、せいぜい2つに絞る
 (それ以外を捨てる、あるいは付随事項と割り切る)
2)【意味合い】ファクトの羅列や整理とごちゃまぜにしない
3)【理由】なぜそれがKSFなのか(他の要素ではなくて)の理由を明確にする
 ※これは僕も授業中に提起させていただきましたが、
  ここが曖昧だと議論が錯綜しがちだと感じています。
4)【活用】KSFと各社戦略や競争環境との整合性を確認する。
5)【歴史観】環境の変化で変わりうることを肝に銘じる
  時系列を意識すると同時に、今後も変わらないか確認する。
6)【FW】フレームワークは手段でしかない。
   一度は当てはめて考えてみるべきだが、フレームワークを
   埋めて提示することが目的ではない。
   アウトプットから逆算して必要なら使う。

上記の6つを肝に銘じて、環境分析や課題設定の際に
KSFを設定するようにしたい。当たり前だが忘れがち。


◎自分ごとに置き換えて

グロービスの今後の授業や、日々での仕事の際に
環境分析や、戦略策定をする際に、
1)そもそもKSFとその理由をはっきりさせる、絞る
2)上記の6点が抜けていないかチェックする。


2.定石とフレームワークの使いどころ
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定石ありきになると、思考停止になると昔習ったことに
引っ張られ過ぎて、ゼロベース思考が行き過ぎていたとの
マーケティング1の延長で競争戦略の定石を捉えていて
活用方法が狭くなってしまっていた。

それぞれのプレーヤーや市場は定石でいうとどういう位置にあり
それがために、合理的な打ち手はこれという基本は
いままで以上に大事にしなくてはと学んだ。
(一方でFWや定石の当てはめだけで思考停止にならないようにする)

◎自分事として
定石からみると、各プレーヤーはどういった位置にいて
どういった戦略が基本で、定石以外の動きをしてきたとき
それはなぜなのかという順序で、実務でも考えるようにする。


3.課題設定
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課題は何かと言われたときに、なんとなく目標を掲げるだけ
でもダメであり、問題になっていることの根っこを特定すべき。

ただし、そもそも課題はあるべき姿と現状(現状の延長線上の未来)の
ギャップであり、そもそものあるべき姿はどうあるべきかも
再考すべき。10%成長と35%では戦略オプションも判断基準も
違ってくる。
(なお数的根拠がない時も、ときにえいや!で大体で置くことも重要)

◎自分事として

課題設定は比較的自分ではできていたが、
あるべき姿とその意味を周りの人にしっかり伝えられていなかったので
わかりやすく言語化し、伝える力を磨く。









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